第７回公開講演会

◆礒西成治さんからのメッセージ◆
　病院で治療を受けるには、やはり誰でも納得のゆく、心地良い治療を受けたいものです。
　大病の克服には本人、担当の医師、看護婦、家族が一丸となって、対応せねば、到底おぼつかぬものでありますが、中心となるのはやはり患者さん本人です。
　このためには病気の正確な理解と標準治療の正しい知識とを備えていることが必須の条件であり、これが欠如するために医療担当者とのコミニュケ―ションが途絶えがちになり不安と動揺が生まれてきます。
　最近急増するsecond opinionの依頼はこの不安と動揺から生じる治療に対する不明瞭さが原因になることが多く、初めての治療、再発時の治療のいずれの場合にも発生し得るものです。
　そこで今回は、各病期に応じた正確な病気の理解とそれぞれに応じた標準治療法と最新療法、各時期におけるsecond opinionの例を提示し、賢い患者さんとなれるお話をさせていただきます。

◆礒西成治（いそにし・せいじ）さんプロフィール◆
昭和56年　3月　東京慈恵会医科大学卒業
昭和61年　3月　東京慈恵会医科大学大学院卒業
昭和61年　1月　東京大学医科学研究所留学
昭和63年　1月　医学博士
昭和63年　1月　東京慈恵会医科大学産婦人科学教室助手
昭和63年　9月　米国カリフォルニア大学サンディエゴ癌センタ−
平成2年　10月　東京慈恵会医科大学産婦人科学教室助手
平成6年　 3月　ドイツゲッチンゲン大学産婦人科
平成8年　 6月　東京慈恵会医科大学産婦人科診療医長
平成11年　4月　東京慈恵会医科大学産婦人科学教室講師　現在に至る。
専門領域：婦人科腫瘍
学会： 日本産科婦人科学会認定医、日本臨床細胞学会指導医、日本癌学会、米
国癌学会 AACR、米国癌治療学会 ASCO、日本婦人科腫瘍学会、 日本医師会認定
健康スポーツ医、日本医師会認定産業医