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第3回公開講演会

「卵巣欠落による更年期障害」

手術で卵巣を切除したり、放射線療法やホルモン治療によって卵巣機能が失われると、更年期障害が起きることがあります。個人差が大きいのですが、大変つらい症状に見舞われる方もいます。
これらの治療によって引き起こされる更年期障害にどう対応したらよいのか、患者がその情報を知ろうとしても、あまりないのが現状です。そこで、今回は、更年期障害にくわしい産婦人科医師・丸本百合子さんに、お話をうかがいます。
話し手

百合レディスクリニック院長 丸本百合子(まるもと・ゆりこ)さん

◆プロフィール◆
1949年、東京生まれ。産婦人科医師。医学博士。 東京厚生年金病院、東京大学分院、同愛記念病院を経て、現在、百合レディスクリニック院長。 女性の性的自立、からだの自己決定権についての講演、著作活動を行なっている。
著書に『更年期を生き生きと』(時事通信社)、『女性労働──働く女性の健康対策』(自治労安全衛生対策室編)、 『女の子のこころとからだ』(成美堂)、共著に『産む産まないを悩む時』(岩波ブックレット)などがある。

日時
2000年9月17日(日) 13:30〜16:00
参加資格
一般公開の催しです。事前申し込みは必要ありません
場所
関東中央病院 講堂
東京都世田谷区上用賀6−25−1

【バス案内】
* 東急新玉川線用賀駅下車 美術館・関東中央病院行(1番)東京コーチバス約5分/成城学園前行き(6番)バス約10分
* 小田急成城学園前駅 渋谷駅行バス約20分 など

参加費
1000円
ご注意


★食品や薬品などの営業行為、宗教の勧誘をされる方の参加は、お断わりします。
☆講演終了後、交流のため、近くの店で二次会を開く予定です。よかったらご参加ください。

予備知識

* 予備知識 「卵巣欠落による更年期障害」 について *

★卵巣を摘出することがある病気……卵巣腫瘍(がん、境界悪性、良性)、子宮体がん、子宮頚がん、子宮内膜症、卵巣への癒着がある腹部のがんなど。「ホルモン治療」の対象疾患……乳がん※1、子宮体がん※2。

※1: 乳がんはエストロゲンの影響によって発生・増殖すると考えられ、生存率の向上のため、その働きを抑制するホルモン剤、タモキシフェン(製品名:ノルバデックス)が用いられることがあり、閉経を招きます。タモキシフィンによって、子宮体がんなどが増えるという研究報告があります。

※2: 子宮体がんはエストロゲンの影響によって発生・増殖すると考えられ、早期で妊娠を望む場合や、進行している場合、エストロゲンに拮抗する黄体ホルモン、プロゲステロンの大量投与が行なわれることがあります。副作用に、血栓症などがあります。

★更年期障害の主な症状……ほてり、発汗、食欲不振、倦怠感、しびれ、めまい、耳鳴り、不眠、イライラ、関節痛、骨粗しょう症、高脂血症、膣の萎縮、性交痛、失禁、乳房の萎縮痛、のどにひっかかる感じなど。
術後の反応や、化学療法、放射線療法の副作用、再発不安による反応、転移の自覚症状などとまぎらわしい症状もあります。

★ふたつある卵巣のうち、片側、あるいは1/4を残しても、女性(卵胞)ホルモン、エストロゲンは分泌されるため、更年期障害を防ぐことができます。ただし、残せるかどうかは、ケース・バイ・ケースです。

★放射線を腹部にかけると、卵巣機能が喪失する場合があります。それを回避するため、卵巣を放射線がかかりにくい位置に移す手術を行なう場合もあります。

★閉経年令の50代前後であれば、女性ホルモンの分泌が自然に低下していますが、若い年代のひとは急に分泌が無くなるため、より症状が強く出る傾向があります。

★「ホルモン補充療法」※3をするか否か−−子宮体がんや乳がんなど、エストロゲン依存性のがんにかかっている場合、ホルモンの補充が再発をうながす恐れがあります。また、乳がんにまだかかっていない人がこの療法を行なった場合、乳がんのリスクが高くなる、いや、むしろ低くなるなどと、対立する内容の研究結果が出ています。患者さんは、そのメリット(骨粗しょう症や動脈硬化の予防など)と、デメリットを十分に知った上で、選択しましょう。

※3: 更年期障害の治療法の一つとして、エストロゲンやプロゲステロンを補充します(エストロゲンだけを投与すると、子宮体がんの発生率が高くなることがわかり、それを防ぐために、子宮のある人にはプロゲステロンが併せて用いられるようになりました)。

★漢方療法が効く人もいます。

お問合せ
090−1732−7213 (夜9時まで)
〒156-0044 世田谷区赤堤二郵便局留
まつばら けい宛
  • 事務局をになっているのは、子宮体がんの患者本人です。
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  • 医療相談には応じかねます。ご了承ください。
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