リンパ浮腫にとりくむ会 りんりん

第1回“リンパ浮腫を癒す”合宿

2002年3月

合宿のテーマは“リンパ浮腫を癒す”。予防や治療のために、関心のとても高いマッサージ法(リンパドレナージ)や水中療法、セルフケアなどについて取り上げます。水 中療法の実践は、童心にかえってはしゃげるし、からだも気持ち良さを味わえるでしょう。ストレス解消にもなるイメージトレーニングや、当事者同士の交流も楽しみです。
婦人科がん、リンパ浮腫の当事者有志が「合宿実行委員会」(7名)を結成して、選 りすぐりの企画を練りました。
少しずつ暖かくなる春の3日間、東京のオアシスともいえる代々木の森のそばで、 心もからだもリフレッシュしませんか?
話し手の紹介
3月18日 講演会「リンパ浮腫のためのマッサージ法」[一般公開]
佐藤佳代子さん(後藤学園附属リンパ浮腫治療室室長)

◆佐藤佳代子(さとう・かよこ)さんのプロフィール◆
 神奈川衛生学園専門学校卒業。鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師。ドイツ徒手リン
パドレナージ協会公認フェルディ・クリニック認定セラピスト。2000年4月、フェルディ専門学校で、セラピスト養成のための教員免許も習得。現在、神奈川衛生学園専門学校常勤講師。
 後藤学園附属第二臨床施設(リンパ浮腫治療室)の室長として、リンパ浮腫療法を行なっている。

3月19日 イメージトレーニング「心とからだのリラクゼーション」
菅原はるみさん(臨床心理士、HAI主宰・帯津三敬病院勤務)

◆菅原(すがわら)はるみさんのプロフィール◆
 立教大学卒、米国バトラー大学大学院卒。インディアナ州認定カウンセラー。臨床心理士。ヒューマンアウェァネス研究所(HAI)主宰。同研究所、帯津三敬病院で臨床心理に携わるかたわら、各大学病院、看護学校、ホスピスなどでイメージ療法を指導。日本ホリスティック医学協会理事を経て、カムネット(代替療法利用者ネットワーク)評議員、日本自然治癒医学協会理事。
 共訳書にクリーガー著『セラピューティック・タッチ あなたにもできるハンド・ヒーリング』(春秋社)、ゲイナー著『音はなぜ癒すのか』(無名舎)、サイモントン著『がんを癒す家族』(創元社)、カールソンほか編『癒しのメッセージ』(春秋社)、著書に『こころの甲羅をはずしませんか』(日本教文社)、『こころとからだのストレッチ』(春秋社)、『ホリスティック医学の治癒力』(法研)などがある。

3月19日 講演会「保存療法としての水中療法」[一般公開]
野村武男さん(筑波大学体育科学系教授)

◆野村武男(のむら・たけお)さんのプロフィール◆
 1944年、愛知県生まれ。1966年、東京教育大学体育学部卒業。フィリピン大学で、ナショナルチームのコーチを行なう。1974年、米ウィスコンシン大学大学院に留学。1983年、文部省在外研究員として、米インディアナ大学体育学部で「水泳のトレーニング方法の開発」の研究を行なう。1993年、外務省国際交流基金の研究員として、タイ国ナショナルスポーツスクールの開校のための選手発掘システムの指導を行なう。1996年、文部省学術振興会先端拠点学術研究員として、ドイツのギーセン大学医学部で、a)水を使った中高齢者の健康作りのための処方、b)寝たきり防止のための水治療に関する研究、を行なう。現在、筑波大学体育科学系教授。
 急速な高齢化社会等の対応策として、文部省からの依頼により、整形医学的見地をふまえた中高年の研究に関する運動療法を試み、先駆的なプログラムを発表。現在、全国のおもな施設で標準プログラムとして採用されている。水中生理学を中心として、運動と栄養の摂取との関係、水をつかった心身の運動をアクティブとパッシブの両面から追求し、中高齢者の健康処方を完成させる。また、筑波大学競泳部監督として選手の指導にあたり、トップスイマーを育成、輩出させている。
 水中運動、温浴効果などに関する研究については、その基盤を構築した第一人者として世界的に注目されている。
 著書は、『水中ウオーキング健康法』(講談社)、『新水中健康術』『アクアフィットネス』(善本社)、『アクアフィットネスマニアル』『スイミングファースター』(ベースボール・マガジン社)ほか、多数。 

3月20日 わかちあいのミーティング「リンパ浮腫のセルフケア」
東厚子さん(「あすなろ会」副代表)

◆東厚子(ひがし・あつこ)さんのプロフィール◆
 子宮頚がん体験者。現在、「あすなろ会」副代表。2001年8月5日に当会主催の講演会『リンパ浮腫、その“体験的知識”にまなぶ』で、話し手をつとめられた。
リンパ浮腫の具体的なセルフケアの方法、圧迫療法(弾性ストッキング・弾性包帯)などにもくわしい。
「あすなろ会」は、大阪を拠点にしたリンパ浮腫患者グループ。「専門医の指導のもと、正しい治療を受け、予防の知識を学び、会員相互の親睦を深め、リンパ浮腫患者の精神の安寧と生活環境の向上を計る」ことを目的に活動を行っている。会では「リンパ浮腫への理解を、広く世間に促す」「患者の精神的ケアに関する事」「リンパ浮腫対応の医療機関の紹介、治療に必要とされる弾性ストッキング、スリ−ブ、弾性包帯、マッサ−ジ器の紹介」「最終目的は、高額を要する弾性装具の保険適応認可に関する事」「その他、目的達成に必要な事」に取り組んでいる。

日時
2002年3月18日(月)〜20日(水)
参加資格
婦人科がん、乳がん、リンパ浮腫の当事者(女性)
※佐藤佳代子さん、野村武男さんの講演会は、一般公開です。男性の方も含め、どなたでも参加可能です。講演会の事前申込みは必要ありません(定員制、先着順)。
場所
国立オリンピック記念青少年総合センター
東京都渋谷区代々木神園町3番1号
【電話番号】03-3467-7201(場所のお問合せのみ)
【交通機関】小田急線 参宮橋駅下車 徒歩約7分
地下鉄千代田線 代々木公園駅下車(代々木公園西門出口)徒歩10分
バス京王帝都 新宿駅西口(16番)または渋谷駅南口(14番)より代々木5丁目下車
参加費
5500円(念のため、万一の事故などに備えて、行事保険料込みにしました)
*その他に別途、当日に宿泊費、食費、プール使用料のお支払いが必要となります。
講演会のみの参加費は各1000円です。
宿泊費
1泊2,300円。施設は全室個室(ベッド)の予定です。セルフサービス方式。
*シーツ、枕カバーは貸与されますが、寝巻、タオル、スリッパ等はご持参ください。
*バス・トイレは共用です。施設はシンプルですが、清潔です。
*宿泊(定員40名)の予約は希望者が多い場合、遠方からの参加者を優先させてい ただきます。
食費
センター内のカフェテリアで朝食490円、昼食640円、夕食690円で す。
プール利用料
260円がかかります
*水中療法に参加およびプールサイドで見学される方は、プール利用料がかかります。
*水中療法の参加者と見学者は、必ず水着とスイミング帽をご用意ください。着用しないとプール内に入場できません。
プログラム

*各自、体調などともご相談の上、ご希望のものに参加してください。お疲れのとき は、お部屋で休んだり、お友達とおしゃべりしていることもできます。
*水中療法の参加は、蜂窩織炎など感染症のときはご無理ですが、見学は可能です。
水中療法をご自分ができるかどうかご心配な方は、ご自身の担当医にご相談下さい。

3月18日(月) 開場13:15〜  合宿および講演会の受付け センター棟4階
417号室
13:30〜16:00 佐藤佳代子さんの講演会[一般公開]
「リンパ浮腫のためのマッサージ法」 
セミナーホール
(定員300名)
16:00〜18:30 夕食など カフェテリアふじ等
18:30〜20:30 合宿のオリエンテーション 
わかちあいのミーティング 自己紹介など
センター棟4階415号室
フリータイム・交流 宿泊棟談話室コーナー等
3月19日(火) 9:30〜12:00 菅原はるみさんのイメージトレーニング
「こころと体のリラクゼーション」
センター棟4階
405号室
12:00〜13:15 昼食など カフェテリアふじ等
13:15〜15:45 野村武男さんの講演会[一般公開]
「保存療法としての水中運動」 
センター棟1階
101号室
(定員200名)
16:30〜17:30 実践・水中療法 
 (専門の指導員がつきます)
スポーツ棟プール
17:30〜 夕食など カフェテリアふじ等
フリータイム・交流 宿泊棟談話室コーナー等
3月20日(水) 9:30〜12:00 東厚子さんのわかちあいのミーティング 
「リンパ浮腫のセルフケア」
センター棟5階
511号室
12:00〜13:30 昼食など カフェテリアふじ等
13:30〜15:30 わかちあいのミーティング 
まとめ・合宿に参加して
センター棟5階
511号室
お申し込み方法
〈予約制/定員40名〉
まず下記連絡先へ空き状況をご確認のうえ、郵便振替で参加費5,500円のみをお 振り込みください。宿泊費、食費、プール使用料は当日、参加時のお支払いです。
また、講演のみの参加希望の方も、当日支払いですので、振込まないでください。
★通信欄に「2002年リンパ浮腫合宿参加費」と明記してください。
★郵便番号、ご住所、お名前、電話番号(Eメールアドレス)をお忘れなく。
郵便振替講座 :「00190−8−663450 グループあいあい&りんりん」
*当日は、振り込みの受領証を、念のためご持参ください。参加証になります。
*キャンセルされる場合、3月15日(金)までにご連絡ください。なお、キャンセ ルの場合は、参加費の返却はできませんのでご了承ください。
お問合せ

Tel090−1732−7213(夜9時まで)
〒156-0044 世田谷区赤堤二郵便局留 グループりんりん

http://selfhelp.cool.ne.jp
  • 留守電になっているときは、メッセージと連絡先を残しておいてください。折り返し、お電話できるときに、ご連絡します。
  • 医療相談には応じかねます。ご了承ください。
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